【読書会レポート】『戦わずして売る技術』木下勝寿 著

2025.11.21

今回の読書会では、“売る”という行為を根本から見直す一冊、
木下勝寿さんの『戦わずして売る技術』を題材にディスカッションを行いました。


📘 本のポイント

木下さんは、価格競争や強引なセールスではなく、
「お客様の中に“買う理由”を自然と生み出す仕組み」を重視しています。

印象的だったのは、

「売ることをやめたとき、売れるようになる」

商品やサービスの魅力を一方的に伝えるのではなく、
“相手の価値観や課題の中に入り込むこと”で、
結果として「買いたい」と感じてもらう状態をつくる──
まさに、現代のマーケティングや営業に欠かせない発想です。


💬 読書会で出た意見

  • 「“戦う”とは、無理に説得したり、他社と競り合ったりすること。採用でも同じですよね」
  • 「候補者に“応募したくなる理由”を設計するのが、まさにこの考え方」
  • 「採用広報でも、“伝える”より“共感される”発信が大事」

💡 採用コンサルへの活用視点

クラウドキャリアの採用支援では、
“求人を売る”よりも“企業の価値を伝える”ことを重視しています。

たとえば、求人原稿やスカウトメールで、
「仕事内容」や「条件」だけを並べるのではなく、
“なぜこの企業で働くことが価値になるのか”を可視化する──
これもまさに「戦わずして売る」考え方です。

求職者が「自分に合いそう」と感じてくれた瞬間、
“応募”という行動は自然と生まれる。
この本は、採用マーケティングにも深くつながるヒントを与えてくれました。


✍️ 編集後記

営業・採用・マーケティング、
どんな分野でも“売らずに選ばれる仕組み”をつくることが大切。

今回の読書会では、
“相手の中に価値を生み出す”という本質を学びながら、
クラウドキャリアの支援スタイルを見つめ直す時間になりました。

📖 過去の読書会記事は「クラウドキャリア公式ブログ」よりご覧いただけます。
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